長谷雄堂
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催事のご案内

 
 

 

きたる六月二十日、二十一日 京都は

中京区新町通六角下ルにあります、

すばらしい京町家無名舎
にて去年に続き二回目の催事を行います!

 

参加する面々は高橋亮、古童に加え、

今年は若い百代<ハクタイ>の肥後くんも決定。

活きのいい李朝モノを見せてくれることでしょう。

 

ポスター・DM制作は1・2・3デザインスタジオ。昭和30年代の感覚でアバンギャルドな京都を表現してもらいました。

 

入場はむろん無料。

展示販売です。

 

古民藝の定番ものから、デザインチックな民窯の器、李朝民画、薄型液晶テレビの前にぴったりとにわかに人気沸騰中(?!)の寺子屋机や盆、チョイ古の家具など

 

20日土曜日が11時から18時まで

21日日曜日が10時から18時まで。

京都骨董祭と日程を重ねてあります。

どうぞパルスプラザのお帰りにでもお運び下さい。

 

 

 

   展示品の一部を。

   折松葉の瀬戸手付鉢

   唐津筒茶碗

   唐津酒盃

   南蛮香合

   などなど。

   花のうつわも揃っております。

   是非、お運び下さい。

 

 

 

季刊『銀花』 158号にも紹介していただきました。

骨董雑誌『小さな蕾』にも大きく取り上げて頂いています。

本当にみんな人の縁です。

ありがとうございます。

 

京都北陸仕入れ行脚 二十年六月

                                           

京都は南、伏見の納屋町

まづはここから、旅の始まり。

ここは商店街、道の細さが関西に来た、という気持ちにさせます。

 

夜ともなり、建ち並ぶ酒蔵の間にひろがるデープな世界。

もう酔ったのではないですよ、

演出、演出。

湧水豊富な土地柄であちこち人が水を汲んでいます。    
 

                                   お料理いろいろいただきましたが、京らしく鱧の料理二品がおいしかったです。

                                     えんどう豆の擂り流しのなかに葛に包まれた鱧の椀。それとジュンサイとの牡丹鱧。

つづいては、去年と同じ郡上八幡へ

水があり、里山があり、城がある。

肉眼ではハッとするほどの景色ですが、写真で見ると

陳腐です…。

           鮎。

 鮎。

向こうで食すると、もう少し焼いてくれ!

と、思うこともあります。頭など少し生っぽいのですね。

でもそこが、美味しさの秘訣なのでしょう。

焼きすぎはすべてを台無しにしてしまいます。

 

 

去年もいただきましたが、この鮎にゅうめん(ここのお宿オリジナル)

美味いのです。不思議にうまいのです。

 

 

                 郡上の町並み

 
   
   
  石の階段もなつかしく。

洗い場。

洗い場当番まであり、皆でだいじにまもっていました。

折口信夫の歌碑もありました

その足で今度は、世界遺産白川郷へ〜

しかし、それが間違いの始まりでした…。

 

 

ほとんどの合掌造りが民宿になっており、軒先ではいろいろな安っぽい土産物がこれでもか、

と並べられ、まさにテーマパーク。奇しくも本日5日、東海北陸道全線開通ですから、

観光バスの往来数はいや増すでしょう。

「遠くで見ているだけにすれば良かった…」 同行者皆の疲れ果てたつぶやきでした。

 

 

 最後は富山。お目当ての<えび寿司>の白えびですが、

 大人数で食べたため、ばたばた大騒ぎ。

 ゆっくり味わえず、なんとも残念でした。

 いま、画像見てもよく味を思い出せません。

 ほんとうにくやしいなぁ、

 やはり美味いものは一人か、ふたり、まぁ四人くらいまでで

 頂くものですね。

 

 

                                                

                                                

                                                    

 

 

                                                      とまぁ、六月最後の仕入れはこんな感じで暮れゆきました。

                                                         それほど数多くは仕入れられず、呑み食いばかりが目立ってしまいましたが。

                                                                                   平成二十年六月二十五日〜三十日

 

 

 

東北仕入旅 二十年六月

いってきました、東北ツアー。いつもとは勝手違った一人旅。
しかも電車ですからおのずと行動範囲も限られて。さてさて。
今回は、花巻から始まりましたが、夕方北上に入ります。

         北上の町並み。

      夕方、掻き入れ時なのに人のいないアーケード

      呑み屋街は更地ばかり。車の入っていない100円パーキング

 

   

   一息つこうと諏訪神社に。

   芭蕉の句碑が立っています。

    「初時雨猿も小蓑を欲しげ也」

   石のお不動さんや、おおきな奉納馬など

   結構楽しめました。

 

 

             

              北上に宿をとったのは、

         以前に来たとき呑み屋街を流れる小さな川が

           とても趣き深く、心に残ったからでした。

 

       それがなんと、むざんな暗渠となって…

          まったく言葉を失いました。

    世の流れは川の再生、正反対に向かっているのに。

 
     
   

がっくりしつつも、前回とても美味かった、八戸直送の居酒屋へ。

すると、大きな炉端が素敵だったこの店もなんだか大きく様変わり。

なんだか気取ったカウンター席になっていました。

しかし、頼んでみれば余計な心配は吹き飛びました。

まづは ホヤ、の刺身。

見てくれは同じですが味は全く凄い。

気仙沼でたべたものより美味かった。

恐るべし八戸。

 

 ぶどう海老。ちいさな卵が濃厚で、一粒ひとつぶ食べてゆく感じです。その一粒で立派につまみになるのだから。

 

 

 

 

 

                       焼いた頭も香ばしく…。

 
   

 

夜も更け、千鳥足になり

写真を撮る手もままならぬ

 
 

翌日は仙台に行き、

東北福祉大学の芹沢_介美術工芸館へ。

 

『染織家芹沢_介と考古学者芹沢長介 

            ふたりの仕事と選びぬく眼』 展

 

 

 
             

   パリでの展示会の様子がビデオで流れています。

    吹き抜けのホールはうつくしく色が溢れていました。

 

仙台 炉ばたのおかみさんありがとう。

忘れずにいてくれて。

 

 

 

そんなこんなで日も暮れて、きょうはここ迄。

                                      平成二十年六月十六日〜十八日
 
 

催事のご案内

来る五月の5日・6日、ちかくの古民家ギャラリー <ゆうど>さんを借り切っての催事を開きます。
 

 

 

 

展示品より一部を

 

             

 

 

十二天のうち火天と伊舎那天。応永十四年開板の与田寺版と極めて近い版であるが、刷られたのは江戸初期になるのかと思われる。大型版画の代表作品。

 

 

   かわいい阿弥陀如来印仏。 鎌倉時代。

 

 

 

周澤版の不動明王

墨摺り線を活かした薄い彩色

迫力ある室町版。

 
       
       

 

小さな両界曼荼羅

 

 
  

               

                                          版摺りの装飾経。鎌倉時代。

 

 

 

 

             

                    

 

 

 

 

   高野大師行状図画

 絵巻の断簡。

 浜松の内田六郎氏の旧蔵品。

 

                                          

 

                                               力強い六字名号。

                                               これも版なのです。