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両毛小絵馬考[日記] 2023/09/08

両毛小絵馬考

個人的に『小絵馬』と聞いてすぐ頭に浮かぶのが、〈腰から下〉と呼ばれる婦人病の軽減を願っての一枚。
あちこちの寺社で出していますが、足利の水使(みずし)神社が名高いです。
お札博士と呼ばれた米国のフレデリック・スタールがこれを学会報告したからで。

不思議な事に、手の絵馬で名高い大手神社も何故かここ足利にあります。しかも、水使神社の目と鼻の先。
何故、小絵馬で有名な二つの神社がこんな近くにあるのでしょう?
本当に不思議です。

田んぼの中にポツンと建つ様は、身体の特定の場所の平癒祈願を(例えば、脚とか、眼とか、イボやコブとか)してくれる神社というよりは〈お宮さん〉といった民間信仰色の強いもの。
色の濁ったパワースポットと言えましょう。