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街道と寺社仏閣[日記] 2023/01/31
街道

古い街道を走っていれば、それこそ数えきれないほどの寺社仏閣を目にします。
寄り道ばかりもしてられないので、その多くは通り過ぎるだけ、となる訳ですが、なぜか抗いきれず、呼ばれるような心持ちで立ち寄る処もあります。

ひとつめは千葉県。
御宿町に道具の査定に出掛けてからの帰り道。
もう市原市に入っていますが、遠くからお堂の屋根が見えただけで只者でない別次元の空気を一帯が纏っているのがわかるようでした。
重要文化財 西願寺阿弥陀堂
明応四年1495年建立の墨書。


ふたつめは群馬県。
渋川市の山道。
一瞬わからずに通り過ぎたのですが、強く引っ張られUターン。
鳥居をくぐるとすぐ下に降りる階段。崖の谷間に本殿があり、特別な色の椿が咲き乱れていました。
別世界を覗き込んでしまったようで、この階段を踏み降りていってはたしていいものかどうか。しばらく逡巡していたのを今も思い出せます。

木曽三社神社

奥には湧水「涌玉」
お百度の数え札も普通にありました。


みっつめは島根県。
松江市の大庭(おおば)という出雲国分寺、国府がある地域に建つ神魂(かもす)神社。
ドカンと雪の降った一月終わりにホント偶然立ち寄りました。
朝早かったので、夜に降った雪がまだ汚れておらず神秘的。
石段を登り本殿の前に立つと出雲大社かと見まごうばかりの神々しさ。
最古の木造大社造なんだそうです。
立ち去り難く、雪の中しばらく佇んでおりました。