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鶴岡の市場[日記] |
2020/10/08 |
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天童の町は金木犀の香りで彩られていました。 立派なお宅が多く、庭もよく手入れされていて、どの辻からも金木犀の香りが、とくに夜半暗い路地を曲がった途端、ふわっと、半ば強引に迫ってくる香りにはいきもののような艶かしさがあり、エロティックな気分にさえなりました。
平和島骨董祭で名物おじさんだった、仙台のK村さんが亡くなり、残された品物が全部競りにかけられるという、言ってみれば追悼交換会が開かれるというので、久しぶり東北に来ています。 前乗りで天童泊まり。 本番は鶴岡です。
日差しは暖かいものの吹く風はやはり北の地を感じさせ、今年も来る、厳しい冬の到来を預言するようです。 東京からの業者も多く、落とせたのは東北の民窯、堤の石皿と小鉢、感じのいい小壺、あとは黒いモノが何点か。 そんな感じです。
戦い終わり、ハッピータイム。 食べログを当てにせず、地元の人の口コミを信じこの店に。 〈庄内ざっこ〉さん。 これも驚きましたが庄内は鰆が旬なんだそう。 鰆とくれば瀬戸内での分厚く切ったお造りが一番だと信じている私ですが、この炙りはなかなか美味しかった。 客あしらいも過不足なくとても良いお店。それなのに食べログベスト20にも入っていない。
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翌日は寒河江の慈恩寺で思ったより小さかった平安の菩薩様を拝み、ふもとのそば処で冷たい肉そばを頼みました。
昨日の市場で地元の人に「おいしいって聞いていた鳥中華は全然ダメでしたよ!」と愚痴ったところ、「鳥中華なんて知らないですよ、冷たい鶏の蕎麦、肉そばを食べてください!!」と逆ギレされてしまったので、また懲りもせず調べに調べ、満を待してこの店に。
食べログ上位のこの店の結果は?
やはり食べログなんか信用しちゃいかん。 と言うことですね。
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