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韓国行 3 石棺と胞衣塚[日記] 2019/05/23

国立中央博物館の庭には素晴らしい石造品が数々据えられています。
さすが「李朝は石の文化」と称されるだけはあるな、と感心しながら歩いてゆくとまずは石棺。
こういうのをまさにルーツ、というのでしょうね。
組合せ式の箱型石棺。古墳に埋葬されたものと同じ姿。

もうひとつ面白いモノ。
円筒型のこれは「胞衣塚」。
胞衣、に関しては非常に興味深く、以前からのテーマとしていたのでここで書こうかな、と思ったのですが、
fufufuの企画展に出している李朝モノが全く売れていない!
大苦戦です。
胞衣の方にあまり気が乗らなくなってしまいました。

それよりなぜ苦戦しているのでしょうか?
過去何回もやってきた企画展は大方7・8割売り切ってました。
今回の企画も10年前だったらもっと受け入れられたと思います。
この10年で何が変わったのでしょう。

●ネットの発達により格段に増えた情報量、そこからくる既視感。
見たこともないような変わった品でないと食指が動かない。

●「面白い、楽しい」というカテゴリは、価値を推し量る諸条件なかで優先順位が下がってしまっている。

●長谷雄堂の感覚が古いものになった。

複合的な理由があるのでしょうが、最後のを認めるのはなかなかつらいですな。
インスタに挙げるときも、言葉の使い方やヒネリ方などが、「ずれてるな」と思います。

高校生と大学生の倅たちは長谷雄堂のブログやインスタなどを「イタすぎて読んでられない」
とバッサリです。