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新年会[日記] |
2019/01/09 |
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漫画『美味しんぼ』の鯨食文化の巻で登場した、新宿・歌舞伎町の三陸鯨料理の名店<樽一>。 亡くなった創業者で先代の親方が水産学校の先輩でもあった関係で、中島誠之助さんがよくこのお店を使っておられた。 私が『目の眼』にいたおり、連載や単行本刊行の打ち合わせ、はたまたレコード化された「南青山骨董通り」の事後処理などの相談で、 しょっちゅう中島さんは新宿三丁目の里文出版にこられており、『目の眼』の飲み会や新年会などに参加されるときにはこの<樽一>に「行こう!」となることが多かった。
前置きが長くなったが、何度か連れてきて貰ううち、歌舞伎町のど真ん中の雑居ビルの6階(たしか)にあったこの店が大好きになってしまい、骨董屋になってから仲間内で忘年会をすること、そう、確か15回を超えているはず。
15年前といえばバリバリの30代。
全裸で肩組み、ラインダンスを踊りながら襖を倒し、隣の宴会席に丸出しでなだれ込んでしまったり(わたくしは脱いではいなかった) 後輩に説教しているうち激高しすぎて馬乗りになってぶん殴ってしまったり(もちろんわたくしではない) 隣のサラリーマン達と喧嘩になったり(これには参加したはず。なにせ薄い襖一枚の座敷だったから) 思い出は、尽きない。(よく出入り禁止にならなかったものだ)
そんな楽しい愉しい忘年会の呼びかけを、しかし、去年の暮れはしなかった。 なんだか億劫になってしまったのと、数年前移転して大箱になった新生<樽一>が、だんだん普通の店になってきてしまったのが原因かと思う。 このまま誰も何も言わなければ自然とフェードアウトもいいかな、と考えていたのだが、酒好きの後輩が、十何年も続いたんだからもったいないじゃないですか、と言ってくれ新年会として仕切り直し、新たなスタートを切ってくれた。
その喜びが溢れ弾けている画像。 高円寺。 食べ物は撮り忘れたが、可愛い店の娘は撮ってきた。
かなり呑んだ感じ。
二次会は分かれてわたくしチームは先日食せなかった<紅い花>さんの蕎麦を堪能。 後日聞いたら、別チームはそれはそれは酷いことになっていたそう。
果たして「次」は?
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