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富山今昔[日記] |
2018/06/29 |
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居酒屋といえば太田さん。 太田和彦センセの推薦店だったんですよ〜ココ。
じつは富山には何度も来ていて、十年ぐらい前のこの日々帖には、割と頻繁に登場していた街でもあります。 去年の今頃、久方ぶりに富山に来て馴染みの店を廻ったのですが、十年ひと昔。本当に変わってしまっていました。
そこで、新規開拓とばかり太田さんオススメの駅にほど近いこの店に行ったのですが…。 腰据えて呑むつもりだったのですが、ビールともっきりのコップ酒(!)2杯で我慢の限界。
頭にきた事
@なんにでも安易に薬味を載せる 繊細な味の日本海のもずく、富山といえば、の白えび。 そんなものに、厚揚げに載せるように生姜をのせてしまう。 二度三度続くとカウンターの中を睨みつけている自分に気づく。
A安易な名物料理 昆布〆ならなんだっていいのか? 薄い昆布を何層にもして締めているが、なんだか安っぽい昆布のにがさだけが出ており、旨み香りなど全くしない。 観光客向けのパフォーマンスか!と言いたいくらい。 ヒラメ・サス(カジキマグロ)・甘エビ。 どれも普通に生で出してくれたほうがよっぽど美味しかったはず。
B脇役、軽すぎ わさび、醤油、勝手にかけてくるぽん酢。 どれも手抜きすぎ。せっかくの素材台無し…。
Cオヤジがずっとクチャクチャやってる。 最初は刺身の端でも味見と称する摘み喰いしてるのかな? と思っていたのだが、ずーとやっている。 ガム噛んでた。 客前でガムかんでる板前さんなど初めて見た。
☆☆
結局、その店を飛び出したあとはどこへ入っても上手くゆかず。 街中グルグル放浪した後見つけた、深夜なのに妙に流行っている中華居酒屋で 「この店で一番辛いもんをくれ!」 とやってしまったよう(T_T) でてきた地獄のような麻婆豆腐を、それでも意地で完食し、翌日は交換会本番だというのに一日中痛いお腹をさすっており。
☆☆
もう一泊した。 その晩は変わってないことを祈り<粋やぶき>さんへ。 ここは私を覚えてくれていて、茶碗蒸しが好きだ、といえば特製を作ってくれ、 「とびこ」と呼んでたトビウオの卵をからすみ風に干し上げたものを「こんなの自分で作るんですから物好きですよね」などといいいながら出してくれたりする。 氷見の曙や、成政などいい酒をちゃんと徳利で出してくれる。
昨日の店にも盃持参だったが、出す雰囲気じゃない、というより出したくなかったもんね。 <やぶき>さんでは仕入れたばかりの南京赤絵の涼しい気な盃で、心ゆくまで酒と旅情に酔えました。
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