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福井一乗谷[日記] 2018/05/14

中世の埋もれた遺構を訪れるのは、わたしくしの終活課題の中でも重要視している分野であった。
具体的には「一乗谷朝倉遺跡」と「草戸千軒町遺跡」の二箇所である。
この度、京都から糸魚川への道すがら、越前福井に荷を解き、この機を逃したらおそらく訪れることは難かろう一乗谷へ向かうこととする。

独りではさみしいので、何も知らぬ<大分 K >を酒で釣り相方に仕上げ、自転車をレンタル。
往復なんと23,4キロもあるところをおっさん二人で疾走中。

楽しみにしていた一乗谷は観光整備がすすみ、中世にこころを遊ばせることは難しかった。
名園の誉れ高き、諏訪館・湯殿両庭園の石組も、こちら、受手であるわたくしの力不足なのではあろうが、
小さな溜息とともに眺めるだけであった。

谷の入り口にある春日神社が苔むしておりなかなか良かった。
奥の院には小さな石の高麗犬がお社の中に祀られていた。