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山村御流いけばな展[日記] |
2017/10/09 |
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歌人の柳原白蓮さんのお宅がちょうど目白と池袋の間ほどにありまして、 わたくしはいつも簡素な黒塀のこのお宅の横を通って店に通ってきております。
いまもその末の方々が住まわれるこの家はお花の稽古場でもあるようで、 黒塀に貼られた、秋ごとに日本橋で開かれる展覧会のポスターを眺めては、季節の移ろいを感じていたものでした。
その道場の帰り道、何人かの方が店に寄ってくれるようになり、 今回のご案内をいただきましたので、最終日でしたが伺ってまいりました。
さすが大和円照寺。お客さんも落ち着いています。 花器はやはり作家ものが多いようですが、なかには古いものでの展示もあります。 奥の一画にはそんな侘びを湛えたものがならんでいて、ちょっと別世界。 花の選び方も自由で、ピーンと伸びた栽培花を使った作品も少く感じました。 きっと、腕ある先生方のみ展示を許される特別区なのではないでしょうか。
とても楽しい、発見多き展示会でした。
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