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倶利伽羅のタケノコ[日記] |
2017/05/05 |
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『我谷のくり盆』制作でお世話になった、石川県津幡の古楽屋さんから「タケノコが美味しくなりました。食べにおいでなさい、ウチのは日本一ですよ」 と絶対断れない、断ったら一生後悔しそうな、(なんといってもタケノコを採るためにだけ広大な竹林を有しているそうなのだから…) お誘いを受け、富山地方の仕入れも兼ね北陸道に出張って参りました。
まずはつめたく冷やして刺身のように。 木の芽を和えた酢味噌でいただきます。根の部分、直径15センチ強! 大きいんです、驚きます。そして柔らかい。又驚き。
驚きは続き圧巻の煮物。 採れて30分以内だから灰汁抜かず直焚き。 香りが立っています。 そしてこの柔らかさと旨味の濃さ。これも15センチオーバーのワラジハンバーグ並み。 厚さだって4センチ近くあります。 食べきれるかな?なんて思ったほど。 もちろん杞憂でしたがね。
一尺超えの角さんの朱塗り大鉢に盛られた白和えが出たり、 江戸切子の舟型鉢に塊のようなローストビーフが盛り重ねられていたり。
最後はやはり筍ご飯。 汁には地のなめ茸も入っておりました。
どんなにお金を出しても食せるものではないでしょう。 つくづく人の世は縁で成り立っているもの、と深く考えさせられました。
この頃の出不精を反省し、すこし出歩くことにします。 まずは来週の京都。
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