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車輪石[日記] |
2017/05/01 |
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「呑む話ばかりですね」と呆れ顔されるのも辛いもの。 コットウの話もしなければ。
先日仕入れた『車輪石』、古墳時代の腕輪型石製品です。 弥生時代の貝輪から発展、というより貝輪を模して石で作られたモノ。
貝輪、と一口に言っても本州近郊では採取できない南海の大型貝。 すなわち、ゴホウラ、イモガイ、オオツタノハ。 弥生時代、南海交易によってもたらされた貝はかなり珍重され、権力の印となった訳であります。 古墳時代になってもそれは変わらず、但し大量に得ることができぬため魔力ある緑の石で造る事になったのだと云われています。
ゴホウラは鍬形石に、オオツタノハは車輪石に、イモガイは石釧に。 実際に着ける腕輪としてではなく<象徴>として死者とともに古墳に埋葬されるモノとなります。
右の画像は<石釧> 両方とも売約済み。
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