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台湾お札事情[日記] 2017/01/05

台湾にお札の調査に行ってきました。
「道教と混交した仏教が盛ん」と聞くと正月この時期の台湾(旧正月の方が本番なのでしょうが)、
キョンシーばりの護符をべたべた貼ってあるイメージですが、さてどんなものでしょう。

まずは観光客も沢山訪れる「龍山寺」。
建物にお札らしきものは貼っておらず、お札も売っていない。
お守りみたいなものがあるのみ。それも日本からの影響で作りました〜みたいな感じのお守り。
もともとは無かったんじゃないかな?ちょっと残念。
地下鉄(MRT)で3駅程足を延ばし、小龍包の<鼎泰豊>に登ってみました。
料理の出てくるスピードが速く、気がつくと餡子入りの甘いものしか残っていません。


次には夜市で賑わう士林の街を探索します。
すると、一軒だけ、ただ一軒の洋服屋の軒先にだけ護符が貼ってありました。
まぁ、印刷っぽいんですが。
派手な色もあり、仏・道、区別しづらいような、しやすいような。ですが仔細にみると、
「三官大帝」は天・地・水を司る道教の神々の監督だとか。
「恵済宮」は同じ士林にあるこれも道教(おそらく)のお宮さん。
と道教色が強かったです。
この街の片隅、<越南祥記美食>で頼んだ排骨撈麺(95元=380円くらい)は忘れられない美味しさでした。
(このあと別皿で出てきた排骨はちょっと残念でしたが、この和えて食べる汁無し麺は実に良かったです)

温泉もあるんです、台湾には。
玄関にこれでもか!というくらい貼られた赤い札。
地獄谷すらある「北投」の住宅街での一枚。
「北投」は統治時に日本人が作った温泉です。
今も建つ和洋折衷の「洋館」は公共浴場として1913年、森山松之助により設計されたもの。
タイルも往時のまま。

それにしても、このロマネスク調の大浴場はどこかで見たことが??
なんと、これも上州四万温泉とそっくり!
四万温泉と台湾のあまりの近さに驚き。