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居酒屋研究会 平成28年 初会合[日記] 2016/01/15

年明け早々居酒屋研究会の会合が催されました。
今回は川崎・新丸子。
会は夕刻からですが、どうせならと昼前に出発してみました。

目白から電車で30分程なのに、川ア駅に降り立つのは初めて。
近代的な商業施設と、けだるく汚れた昼の歓楽街。ブクブクの鳩がネオンのドギツサを裏付けています。
そして、あちこちに残る工場地帯だったころの香り。

まずは腹ごしらえ。
どうも海沿いに来ますと中華が食べたくなります。
蕎麦屋やとんかつの店を横目に見ながら、ここ<太陸>へ。
壁いっぱいの色紙にちょい不安が募りますが、出てきた餃子は姿良く、一口サイズでビールが進みます。
ニンニクも入って具だくさん。でも皮が物足りないのか味は並み。
半チャーハンも化調多めかな、という気がします。

一杯入ったその後はもう大人の休日。
夜勤明けのお客さんがまだまだいるのでしょう、朝五時からやっている銭湯(温泉です)中島湯で一風呂浴びます。
そして、今回の川ア訪問もう一つの目的、多摩川土手に向かいます。

港町、としかわからなかった場所ですが一発でたどり着きました。
同じ年ごろの子を持つものとしてあまりにも凄惨な、不幸な、不条理な事件、その現場に。
手を合わせていると、いつきたか、ボランティアと思しき若いお母さんが背中越しに当時の事を色々語ってくれるのでした。
河口に近い多摩川は想像していたよりずっと広く大きな川で、吹く風はとてもつめたい。
はや涙してしまっているわたくしは、ついぞその若い女性の顔を見られず、川面を固く見続けるだけなのでありました。

そして、ここも初めての川崎大師へ。
短い通りですが、キッチュで世俗欲に溢れるなんとも正統派な門前町。
川崎・西新井・佐野と厄除け三大師を教わった身には(今は天台と真言とを一緒にしないそうです)
ホームの佐野厄除け大師に対しちょっとウシロメタイ気もしたものでした。


そして研究会。
下丸子の漫画原作のグルメ番組で人気の食堂で、人気の<ねぎ肉炒め>を食し、
二次会は武蔵小杉の<まる味>へ。
この<まる味>、看板通り酒の店で、旨い肴も美味しい酒もないのですが、
呑兵衛には満足できる酒場浴(c居酒屋礼賛)が楽しめるかと思います。