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一遍の賦算(ふさん)札[日記] |
2015/10/13 |
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時宗の一遍上人が配っていたのはこの賦算(ふさん)札。 「南無阿彌陀仏 決定往生六十万人」 上人の時代から「すでに形木を使って摺った札が配られていたという〜」ことらしい。(東京美術『時衆の美術と文芸』)
昔から好きで集めているのだが…
一番左は普通に<遊行上人>とかかれた紙に包まれている。
真ん中は少しバージョンアップ。 更紗風の畳紙にして内側には蓮台と天蓋が朱色の木版で捺され、その中心に札が収まるようになっている。
右は更に上等。 外包もつき、勢至と観音の両菩薩までもが摺られている。
賦算札におけるこの差異は何に由来するものなのだろうか。
捨聖として、阿弥陀仏の前では身分の差など無い、と説いていたと思うが。
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