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民藝的?[日記] |
2015/02/22 |
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池袋の東武百貨店で開催中の WAZA2015。 ポスターに惹かれて見に行ったが、展示の仕方や、<伝統的工芸品>の切り口、というか、扱いがまるで物産展のようでとてもガッカリ。 大きな会社だから、ここは美術部、こちらは外商で、 なんていう縦割り仕切りがあるのだろうけれど、 ひと言で言えば売らんがためだけの催事。 看板に偽りあり、である。
駒場の民藝館の『文字の美』は良かった。 平面である文字を展示するのはとても難しいところだけれど、 いろいろ工夫をしてあって、(展示の仕方に新たな発見もあったりして) その苦労を推し量るのもまた、愉しかった。 よく見れば、紙に書かれたものばかりではなく、 陶器の讃や、古裂に織り込まれた文字、木工品など、様々な<美しい>文字をあつめてある。
月山牛玉宝印の版木や、有名どころの牛玉が新しい試みで一同に展示されているのも良かった。
商業ベースと、かたや啓蒙をかけた展示とを一緒にするつもりはないが、 同じ、美術の世界に生きる我々。 これを他山の石に、というのは失礼に過ぎるであろうか。
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