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武蔵野、野歩き2[日記] |
2014/11/04 |
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さて、その八国山の南面には<北川>と呼ばれるなかなかの川が流れ、 そこに低湿地遺跡の「下宅部遺跡」がある。 住居跡などではなく、加工場だったらしく漆の採取関連物や丸木舟などの木製品が腐らず出土した。 折しも『縄文の漆』展が開催中。
そして歩くこと一時間、国立療養所 多摩全生園。 此処も今日はおまつりで。 で、園内にある、行きたかった国立ハンセン病資料館を訪れる。
歴史学者の網野善彦氏らによる、絵巻を読み解く〜、等というとき必ずと云ってよいほど、 柿色の衣に身を包み、裹頭(かとう)で顔を隠す癩者がとりあげられる。 一遍聖絵にも出ている。もののけ姫にも出てきました。 癩病の初出はなんと『日本書紀』まで遡るそう。
しかし、その受けた差別の深さと長さは、到底理解できるような程度のものではなく、 展示を見ながら、少しでも理解している気になっていた自分を、改めて恥じ、且つ、反省致したものでした。
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