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京都 六道珍皇寺[日記] |
2014/05/14 |
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今回の京都出張で是非訪れたかったところは、六波羅の<六道珍皇寺> です。 先月、東博での「栄西」展に展示されていた同寺所蔵の『法観寺参詣曼荼羅』にいたく惹かれ、 前々から訪れたかったこの寺に今回こそはっ!の覚悟で臨みました。
大体、野辺の別れの地である六波羅が、何故栄えたのでしょうか。
六道珍皇寺の門前にも六道の辻、と碑に彫られこの世とあの世の境を宣言しております。 裏手にある井戸は、閻魔大王に仕える小野篁が夜な夜な通った冥府への入口、とされてもいます。 そんな謂わば<無縁>の地が平家の世にあのように栄えたのは不思議でなりません。 『法観寺参詣曼荼羅』にも犬神人が出ていたり、弓矢を扱う<弦めそ>らしき家が描かれていたりする(ともに被差別民とされています)。
目の前の小路が、かつての五条通りで、屍人を担ぎ上った坂だと言われています。
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