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岩偶[日記] |
2014/03/29 |
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縄文時代の岩偶、といえば潜水服を着たような民藝館の岩偶を思い浮かべる方が多いのではないだろうか。 実は岩偶には二系統あり、民藝館系は縄文晩期の作。 もうひとつ、三角形がひっくり返ったような縄文前期の岩偶が存在する。
この前期の岩偶はまさに抽象的。 頭部に目鼻は無く、足も一つにまとまって、 両手を胸の前に合わせているように見える。 スケールが大きく、縄文時代の岩偶というより新石器時代の岩偶、と呼びたいくらい汎世界的原始文明要素を色濃く含んでいる。
先年開催されたMIHOミュージアムでの『土偶・コスモス』展でも二つか三つくらいの出品しかなかった。 ずっと憧れていたが、昨年末ようやく手に入った。 念ずれば通ず。
高さ 8.5センチ (御売約済み)
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