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大峯の猫絵[日記] |
2014/03/25 |
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またまた猫絵と出会えました。 今度は新田の殿様ではなく、大峯山の大阿闍梨。 「大峯釈迦嶽前鬼山 大阿闍梨義圓」と入っています。 大峯の前鬼山というのが面白いところで… 役行者につく前鬼・後鬼には五人の子供がおり、 それぞれを、五鬼継(ごきつぐ)、五鬼熊(ごきくま)、五鬼上(ごきじょう)、五鬼助(ごきじょ)、五鬼童(ごきどう)と名乗っていたそうな。 そして、下北山村に、行者坊、森本坊、中之坊、小仲坊、不動坊という修行者のための宿坊を開きました。 それぞれの家どうし婚姻関係を結びながら宿坊を続けましたが、 明治の修験道禁止令により大きく衰退してしまい、今では五鬼助家のみが家業を続けているということです。
賛を書いた大阿闍梨は五鬼継姓。五鬼継義圓師ということで、この鬼の末裔のおひとりだったわけですね。
飛白体で書かれた猫もキモかわゆく(ちゃんと漢字の<猫>の字になっているのですよ!) 梁の上から鼡を狙っている感じがよく出ています。
(ご売約済み)
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