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房総の出羽三山信仰[日記] |
2013/06/07 |
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出掛けた訳ではないのだが、この3月〜6月に行われた<千葉県立房総のむら> に於ける展観「神の依り代・梵天〜房総の出羽三山信仰〜」の図録をお客様より頂き、 その内容を見て驚いてしまった。
まずは、千葉県中西部に出羽三山信仰がこれほど篤く伝わっていたとは。 しかも今に至るまで各地に講が残り、三山参りをしているという。 そして、コレ。梵天。 幣束を長い棒や竿の先に付け、各講それぞれ独自のカタチを造り上げ、<シンボル>とする。 その<シンボル>をばこの地では梵天、と呼ぶのだそうだ。 図録にはなんと35もの梵天が掲載されている。
三山参りに出掛ける時にこの梵天を立て、帰ってくるまでの間、家族は水や食べ物を捧げ無事を祈る。 そんなところからこの梵天は、蘇り・再生のための「仮の墓標のようなもの」と解説には説かれている。
それにしても、すごい迫力。 関東にこんなディープな民間信仰が残っていたなんて、浅学を恥じるのみ。 嬉しい驚き。
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