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猊利顛日誌 弐 [日記] |
2010/07/05 |
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割と早起きして人口11万程といわれるケンブリッジの街を探索。 建築中の建物があったので煉瓦の組み方を見てみると以外に芸がない。 というより「これで大丈夫なの?」レベル。地震が無いからなのだろうか。
ケンブリッジを発ち、グライムズ・グレイヴス(Grimes Graves)へと。 グライムズ・グレイヴスは新石器時代の<フリント>の採掘場遺跡。 <フリント>とは日本の黒曜石のように石器に使われたチャートの一種。 日本では出ない石だそうで、遺跡のあるブランドン近くになると建物の装飾にこの<フリント>が使われてくる。
瀬戸内の家々で外壁に焼いた杉板を貼る伝統工法があるが、白黒の対比にそれを思い出し何とはなしに可笑しくなる。
そして、ノーリッチ。 イーストアングリア大学内にあるセインズベリー 視覚美術センターにて unearthed展〜日本とバルカンの土偶〜を見学。 小さい展覧会ながら、東西の土偶・ヒトガタに包含される普遍的な思いを感じとることの出来るいい展示。 昨年の大英博物館の「Power of DOGU」展の大成功をみても、あらためて、縄文は我われが世界に誇れる文化だと思う。 これは異国を旅する日本人にっては心強く、また大切なこと。
フリントだらけのノーリッチの街中。 大聖堂も歩き道端に転がっていた何処かの壁から落ちたと思しきフリントを拾う。子供へのおみやげ。
夕飯は市内のスペイン料理。
チリワイン横目にミネラルウォーターで頑張る。
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