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IMAX映画館[日記] |
2010/02/03 |
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日本で4つしかない映画館といえば?
IMAX(アイマックス)方式の映画館。 IMAXとはもともとカナダの巨大スクリーンを使っての映画映写システムです。 デジタル化によって、サイズこそ小さくなりましたが従来の画質、音質、臨場感を別次元なみに上回る空間を実現。 通常の映画も他のスクリーンとは全く異なる質ですが、3Dにおけるそれはかなり凄く、もはや別の映画を見る感覚らしい。 <以上、水道橋博士からの受け売り>
そんなスクリーンがあることすら知らなかった私です。 水道橋博士が熱く語っているのにも打たれ、軽い啓示にも思え、 ハリウッド嫌いではありますが、一路埼玉菖蒲まで「アバター」を観に。
3D-IMAXで観たジェームス・キャメロン作品は正直驚きました。 ストーリーは大した事ないと言っていいでしょう。 どこに驚いたか。 どこかで起こった事実、を近くで盗み見しているような時間の共有感を感じた。ということでしょうか。 「神はディテールに宿る」とはバブル期に流行った言葉ですが、まさに細部にリアリティーが溢れておりました。
この溢れる臨場感は追体験や疑似体験といったといった参加型の方向へは向かわず、 物語と現実との間にあった距離を劇的に縮め、 「薄皮一枚向こうで広がっているもう一つの現実」を3Dメガネの先に<顕現>させてくれるのでした。
最低限の栄養補給をサプリメントでとり、生産的なことは何もせずにこのレベルの映画を毎日観ているだけで、<人生>はこと足りてしまうのでは。と、本気で考え込んでしまいます。
田んぼや菖蒲畑を潰して(そう思いたい)建つ、 厳然と建つ複合大型モール。巨大な軍艦のようなその建物は我々を何処へ連れて行こうとしているのでしょうか。
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