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| かみつけの里博物館 『祈りの器』展[日記] | 2021/02/15 |  
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| 5世紀前半から始まる須恵器の生産。
 『祈りの器』と題されたこの展観。
 結びでは、当初は出土数も少なく、一部の階級の人のみが限られた場所で使えた「須恵器」が、7世紀に入ると普通の住居跡からも出土するようになる、、
 つまり特別なものではなくなってきた、としています。
 当然のことながら、初期の特別な須恵器が祈りの場に使われた器という訳で、興味深いものはこの範疇に入ります。
 大型の器台、二重のハソウ、カエルや鳥、蛇がのる筒形器台、鳥形の須恵器瓶などなど。
 
 変わった須恵器の形状を見てゆくのも楽しいですが、
 カラカラなる二重ハソウの音(再現画像が流れています)や、鷹と思しき鳥形瓶のしっぽにつけられた鈴などで古代人の想いをあれやこれや想像してゆくのは、
 考古学ファンにとっての醍醐味、至福のひと時といえましょう。
 
 
 
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