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海無し県の発掘品[日記] 2020/09/03

また、群馬は高崎に来た。

古墳を見て、土偶を見て、銭湯に入り、鮪を食べ、蕎麦で〆た。

古墳は再訪だから割愛して、


<土偶>
土偶は藤岡歴史館。
市場で遭遇したらまず贋物だと思い、手を出さない奴ら。
土偶の図録によく出ていると言うことは、やはり少し変わり者なんだと思う。
こんなのあるか〜?と何度も呟く。

<銭湯>
銭湯は高崎市の間違った再開発で、駅近くの銭湯含めた魅力的な店が壊滅してしまった中で唯一継続している浅草湯。
なんと大正十年創業だとか。
熱いんで有名、とHPにあったがたしかに熱いのなんの。
ぬる湯の方で43度。
あつい湯船では46度!

古くからあった素晴らしい店々がどんどん廃業してしまい、その跡は殆ど時間貸しの駐車場になっている。
駅前にこれでもか、と言うほどあるこの時間貸し駐車場がすっかり街をつまらなく、みすぼらしくしているのだが、
まぁ、それは置いといて。
銭湯続けるなんて立派だなぁ、と思っていたのは暖簾をくぐるまで。
まぁ〜汚いッ(上州弁)
キレイになるために風呂屋にいくもんだと思っていた私には、先客が三人もいたことにまず驚き。
クーラーもないような、爪先立ちして歩くような。

残暑厳しい北関東の夕方四時過ぎ、熱湯風呂に入ったらどんな悲惨な事になるかなんて火を見るより明らか。
案の定、入るよりもドロドロになってホテルに帰り着く。

<鮪>
何度も語っているが、海無し県群馬の鮪に対する思い入れは尋常ではない。
見よ、この刺身を。
鮪の頭の各部位の刺身なのだ。

<蕎麦>
築地ばりの鮮魚を食し、シャッター商店街となった昔の目抜き通りのアーケードをとぼとぼ歩くと一軒の蕎麦屋が。
家系ラーメンとキャバクラしかないなか、よくあったな〜、奇跡の一軒。
特別美味くはないが、また来てみようと思わせる、若い夫婦が営む店。