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新宿五丁目 三番街[日記] 2019/12/17

骨董屋修行として勤めていた『目の眼』の事務所は新宿三丁目の甲州街道と明治通りの交差点にありました(いまもあります)。
当然、夜は近場で呑むので、新宿三越新館(現ビームス)周りのバラック並みの店や、末廣亭あたりの地下の店には今でも愛着があります。
ただ、その店々がもうないだけ。

過日、呑んだあとウツラウツラTVを見ていたら「ジビエと鰻」というなんかすごい括りの店の紹介をしていて、
その立地が、あのあたり徘徊し尽くした長谷雄堂も(チト大袈裟)よく知らぬ新宿五丁目、というのにえらく心惹かれて、
鰻に目がない大分Kを誘い偵察に行ってきた。
と、そんな話です。

新宿駅から東に向かって、つまり皇居方面に進む時は、大味な靖国通りより、混雑はあるけれど新宿通りでゆく方がずっと楽しい。
ビルとビルの間にあった小さな靴屋やはんこ屋やらがなくなっているのを確認し、伊勢丹を過ぎ世界堂本店を越えると広い通りに出て、それを越えると二丁目の世界がひらけてゆきます。
そこを左折して靖国通りとぶつかるところまでゆくと「新宿五丁目東」の交差点。
通りを超えて、二本目の細い路地。
見上げると<三番街>とあるアーケード。ここが目指す新宿五丁目三番街、の通りであります。

店はすぐ分かりました。間口の狭い、まさにうなぎの寝床。
まずはジビエ。鹿と猪と鴨を塩で。
串で出てきました。

鰻は蒸さない関西スタイルということなので、タレと塩でひとつずつ。
日本酒もそこそこめずらしいところが揃っていました。
酒もつまみも皆きれいでおいしいのだけれど、料理好きが自分で出した店でないから、
個性が全く感じられない。個性的なジビエと鰻、という構えにしているけれど全く個性的でない。
帰ってからHPをみると、やはり飲食を事業としている会社の作ったシステム化されたお店のような顔していました。

まぁ、それはさておき。

さほど長い通りではなさそうなこの<三番街>という商店街に興味を持ったので、
ネットでチラチラみたところ、こんなこんな凄いブログを見つけました。

五丁目町内にあるバーのマスターが綴っているようですが、こんなの普通の人に書けますか?
人はいるものですね。(無断転載ですゴメンナサイ)
もちろんこのブログ、ブックマークしました。


ちょっとモヤモヤした鰻のあとはハシゴ酒。
久しぶりに<どん底>にも行きました。
チーズオムレツ。かわらず絶品。