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益田寄り道 津和野[日記] 2019/10/12

萩と列べて語られることの多い津和野ですから、恥ずかしながら山口県かと思っておりました。
でもここも島根県。

旅の最後に、やはりお参りは欠かせないものなので、津和野の「太鼓谷稲成神社」へ詣でることにしました。
小高い丘の上にそびえ立つ神殿。太すぎというほどの注連縄。
十年ほど前に訪れた、岡山の最上稲荷にそっくり!
山陰・山陽、このあたりの稲荷は全てこんな感じなのかと、空恐ろしさまで感じました。
(いま改めて最上稲荷の画像を見ると、そんなには似ていないように感じてしまいますが、この時は、すわデジャヴか?というくらいびっくりしたものです)

お供えのお揚げさんもいい感じ。
もちろん商売繁盛を祈願してまいりました。

山を下りると津和野の街。
小京都と呼ばれたのは遥か昔か、いまはその面影もありません。

杉玉が下がった造酒屋は酒は売っているのに、もう酒は造っていないそう。
歴史ある薬舗で購った秘伝の胃薬は、大阪の製薬会社が造っていたシロモンでした。

鼻白みながらも腹は空くもので、農協の敷地内にある食堂にブラブラと。
なんて名前だったけな?と検索してもなかなか出てきませんでした、この店。
蕎麦でググると出てくるのは気取った店ばかり。
でも、この鈍臭さが実に良かったのです。
十割そばバンザイ!
やっとホンモノ、まともなモノに触れられたようで、蕎麦をたぐり終えた時にはすっかり機嫌も治っておりました。