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目白 永青文庫 春画展[日記] 2016/01/13

長谷雄草子を所蔵している永青文庫。
長谷雄堂にとっては特別な場所なのだが(こちらの勝手な思い込み!)
そこで秋から暮れまでの長丁場で開催されていたのが『春画展』。
大変な人気だ、ということで天邪鬼の血が騒ぎ、行かぬでおこうと決めてはいたのだが、
チラシのなかの曲げられた足の親指につい負けてしまった。

会場にはニュースで見たとおり若いギャルがたーくさん。
一人きりは少ない。女子二人のパターンが一番多い。
あとはおっさん。(わたくしも早、十分にオッさんだが もう少し上、古稀をも越えられた方多し)

展示自体は狭く見づらいし、暗く見づらいし、なかなか進まないし、目の前のおっさんはポマード臭し…で堪りませんでした。
生なましい描写にばかり人だかりで、春信のような匂い立つエロスには人もまばら。

外国からの里帰り品が多かったせいか、エロ・グロばかりが強調されすぎ。
エロースにかけては人後に落ちぬと自負するわたくしは、日本の春画の本分はこういうところではない、と思うのだが。