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毛利甚八さん[日記] |
2015/11/24 |
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毛利甚八さんが亡くなってしまった。 まだ若い、57歳だとか。 コミックを読まれる方には『家栽の人』の原作者、というのが一番わかり易いだろうか。 民俗学好きには宮本常一の足跡をたどった、題名もズバリな『宮本常一を歩く』の作者といえばよいか。 辺境の地を歩む宮本常一の著作はおのずと紀行文の要素も含まれてくる。 もちろん、そんな安直な旅ではないのだが読み進んでゆくうちに「行ってみたいなぁ」となるのは、 少なからぬ読者に共感いただけるところなのではないだろうか。 漠然とではあるが、いつか宮本の歩いた道を辿ってみたいなぁ、と考えていたわたくしにとって、 この『宮本常一を歩く』は衝撃だった。 先を越された!我が身を顧みずそんなことまで思った。
それからこの人の事が気に掛かっていた。
<食道がん>とネットでは出ている。 今朝の新聞では<バレット食道がん>となっていた。 私事であるが、逆流性食道炎と診断されているわたくしも、 一部食道がバレット化しているのだとか。 こんなところに共通点があったのだな。
ご冥福を祈ります。 命あるうちにわたくしも宮本常一の跡をたどってみます。
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