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もの、の呼び名[日記] 2015/01/30

ちょっといい埴輪を買ったので、比べてみようと東博に行ってみたらなんと、
平成館は6月まで休館!
半年も休まれては困ってしまう。
変わったモノや良さそうなモノを仕入れるたびに、現物を持って行ってガラス越しに比較して、
イイだ悪いだ、とやっていたのに…。

お客さんが水滴の展示が面白かった、と言っていたのを思い出し、本館へ。

確かに『潜淵コレクション』と名付けられた古銅の水滴コレクションは、
それは見事なもので、展示総数も138点と見応えあるものでした。

浅学を晒すようで恥ずかしいのですが、江戸の細工物、特に根付などは故事に由来するものが多いですね。
しかし、これが分からない。

故事が分かぬから、誤った名前を付けてしまう。
結果、ものを知らないことがバレてしまう…。

今回展示を見ながら「おっ、そうかこれはこういう呼び名があるのだな」
と思うところが幾つかあったので、なんだこんなことも知らんのか、と呆れられてしまうかも知れませんが、
自分自身の忘備録として記しておきたいと思います。

@四足は蛙だが三足は蝦蟇
A一角の霊獣は水犀
Bサルを載せた鹿は猴鹿
C手を伸ばしたサルは猿猴捕月
D瓢箪に唐子はひさごまわし
E草船に乗ったダルマは芦葉達磨
F白澤は、まぁお札をやっている人は知ってますかな
G古手のこの形を瓶形(へいがた)、というのも知らなかった…ナサケナシ。