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今年のテーマのひとつ、鈴。[日記] 2015/01/06

<鈴>を集めてみようかと思っております。
中世にまで上る鈴は本当に少ないらしい。
かえって古墳時代のほうが残っているそうです(本当だろうか?)

念ずれば通ず、で、さっそく一つ買う事ができました。
享保ですので、時代は江戸どまんなかですが、
薄手の銅板での打出しでなく、青銅鋳込みのぶ厚く重量感あふれるモノ。
猪目からの透かしの部分もきれいに面取りしてあり、上作であります。
全体の歪みは、奉納した神社が火中でもした折りに、落下したものでしょうか。
音も、澄んだ、というよりゴロゴロ、といった感じであります。
銘文の字ははっきりと、美しく、見ていて厭きません。
大きさ 10×14センチ程で夏みかんサイズ。

もうひとつは、古墳時代の馬具、雲珠(ウズ)。
鍍金も厚く、頂上に鈴がつく特上品。大王クラスの首長でなければ使えません。
鈴は潰れてしまっていますが、千数百年のときを越え、今も、カラカラ、と鳴るのです。