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うどん鉢[日記] 2014/08/26

こんなようなどんぶり形(なり)の使い易そうな鉢が出てくると、
我々はすぐ「オッ、うどん鉢でたよ!」なんて声をかける。
別に誰かに向かって掛けているのではないのです。
強いて言えば自分達に、でしょうか。

ごはん茶碗と味噌汁椀に次ぐ頻度で使われるのが、ラーメンやら、うどんやらを食すための
<どんぶり>ではないでしょうか。
よく使うはずなのですが、先の二つに比べずっと扱いが雑なような気がします。
家族共有も多そうです(我が家は私のモノだけ専用丼)
なぜでしょう?

理由の一つに、いい丼は少ない、という事が挙げられると思います。
手打ちの旨い蕎麦屋でも、名高いうどん専門店でも、行列のラーメン屋でも、ついぞ器で感心したことはありません。
新作でさえ、そんな状態なのですから古いものでイイ丼を探すのは大変なことなのです。

そこらへんの事情からして、イイ丼が市場かなんかに出ると、(骨董屋は麺好きですから)叫ばずにはいられないのですね、
「オッ、うどん鉢、出たよっ!!」と。

…先週買いました。李朝末の堅手です。
@肌が白く、きれい。A見込みもきれい。Bジャストサイズ! 高さ9 口径15.3cm
C無疵(磁貫はあります)D深さが微妙に良い。 E口も端反らず真っすぐな立ち上がり。
とまさしく<うどん鉢>

…サッポロ一番塩ラーメンをボルヴィックでつくります。
牛乳をちょっとと、ダシが入っていない昔ながらの八丁味噌ひとカケを最後に入れ、ひと煮立ち。

あぁ、この丼で作りたい〜

◎ご売約、ありがとうございました。