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師岡熊野神社の牛玉宝印[日記] 2014/07/29

外包でもない限り、なかなかどこの社寺で出したものか分からない牛玉宝印ですが、
これは嬉しいことに筒粥占と共に出てきて、大倉山の師岡熊野社という事が分かります。
筒粥占自体に記年は無かったのですが、一緒に出てきた武蔵国御嶽神社の太占が昭和9年ですので、
これもそう変わらぬ時代、戦前の牛玉宝印という事になります。

今でも正月の筒粥占い時に同じような那智瀧宝印を配っているとの事。
現在は那智だけだそうですが、この時は本宮の真中だけを切ったものもお配りしていたよう。
御守り状で外包に「御守護」と朱印を捺し、その上に宝印。

牛玉札にもある、八角輪宝形の宝印は「高天原神留坐」と祝詞と同じものが入っているそうです。
電話で問い合わせたころ、一回は「あれは文字ではありません」とつれないお答えだったのだが、
数分後こちらの番号が表示されていたのでしょう、ご丁寧に調べていただいてご教示下さいました。
熊野神社の宮司さん有難うございました。

那智瀧の滝の部分に入っている文字、おそらくは「本宮」。
面白いものです。
これは今出しているものには入っていないようです。