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法隆寺の瓦[日記] 2014/02/11

こんな画像を見るとドキッ!としてしまうのでないでしょうか。
法隆寺の軒平瓦。
若草伽藍の手彫りのものには敵わないけれど、
それにつづく均整忍冬唐草文様。
八弁の複弁軒丸瓦と組み合わされば、いわゆる<法隆寺式軒瓦>としてコレクター垂涎の的、となるのであります。

といってもこれはレプリカ。
彫刻家何某氏が何かの折に型貫きしたもの。

新羅のセンや、中国の瓦当など他にもいろいろあっとのだが、
これだけ残しておいた。

むかし、仏教美術業界の先達から山田寺の垂木瓦を分けて貰った折、
自分の家だか茶室だかの壁にその瓦を埋め込むから、本当は売りたくない。
ともったいをつけられ、なかなか譲ってくれなかったのを想い出します。
それ以降、<古瓦を壁に埋め込む>という行為に、ある種の憧れがついて廻っているのです。
その先達の顰に倣い、「いつかは、私も」という秘めた思いがあったのでしょう。

しかし、ホンモノを埋めちゃうのもなんだしなぁ、という時のためのレプリカを用意しているのは、何とも情けない。
…だからとっておいたけれど、売ってしまおう!
茶室を建てる日が来るとも思えぬこの頃ですし。

代価5,000円 税・送料込 
樹脂製。いい出来です。
埋めちゃったらレプリカと分からぬほどの出来栄え。
(未練タラタラ)


大きさ29センチ 厚さ2センチ内外

御売約済み