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黒田辰秋の小匣[日記] 2013/12/06

いよいよこの小匣も明日お嫁に行ってしまう。

黒田辰秋の初期のモノだと聞く。
まだ名と作品が売れる前。
分業ではなく仕上げまでを独りでこなしていた頃。

たぶん楊枝入。
カッコつけるものでなく、まさに実用のモノ。
こんな楊枝入れが置いてある蕎麦屋かなんかが京都の町内にあったのだろうか。
店の近くの蕎麦屋は平塚運一の版画のみを飾っている。
民衆的工芸品。
その蕎麦屋はいつ行ってもジャズがながれているのだ。