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和光大学 仮面フオーラム[日記] 2013/07/08

土佐・物部村の資料を手に入れたので高知県立歴史民俗資料館に電話でいろいろ伺ってていたところ、
「実は明日東京で仮面のシンポジウムがあるんですよね」と教えられました。

土曜日で稼ぎ時ではあるけれど…
大体こういった突然の話は“試し”である時が多いのだ。
行ったこともない和光大学が町田の先、遠くにあるというのも気が重いのだけど…。

しかし、出掛けて良かったです。
主宰の山本ひろ子教授は『異神』という本を出しておられ、
今は摩多羅神を中心に中世宗教芸能の世界を探る、という仕事をされています。

以前訪れた、南信州遠山郷からの報告があったり、
土佐・物部村のいざなぎ流からの報告があったり、
若い研究者からは、「黒い翁、白い翁」といった翁面を一つの切り口に、
折口先生から続く芸能史の再構築を試みる、といった斬新な提言もあったりと、盛りだくさん。

最先の宗教芸能研究を聞き、昔との論点の違いに驚き、
また、自分の仕事との共通点にも嬉しさをこらえきれず、
初参加なのに、ずうずうしくも懇親会までお邪魔してしまいました。

すると、恒例なんだそうですが、ゼミ生の余興が始まり、けっこう過激なのにびっくり。
学生さんの必死のパフォーマンス。
そんな一コマの中にわが青春をもちょっと、思い出したのでありました。