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呑みあるき[日記] 2013/03/04

呑み歩き、に憧れています。
「しょっちゅう呑んでるじゃないかっ!」との声が聞こえて来ますが、
仕事の後や、仕事を早仕舞して呑むのは、<呑みあるき>といいません。
<呑みあるき>とは、それ自体が目的です。
純粋に、呑むことだけの為に向かってゆく行為です。

子供も手がかからなくなり、日曜日という休日を自分だけのために使える…そんな贅沢が私にも許されるようになりました。

前口上が長くなりましたが、
昨日の日曜、朝、骨董市を2つハシゴしてそろそろお昼という時分。
ひとりワクワク都電に乗って終点まで。やってきました三ノ輪橋。
日本酒が好きな私ですが、この時間からやっている店はたいてい焼酎系が多いですね。
ここ<弁慶>もそんなモツ煮屋。

午後の2時前といういうのにもう満席。
呑んだくれ万歳!ですな。
名物モツ煮は一串50円。
スペアリブや鱈子煮など、しこたま飲んで食べても2,000円。
驚きます。いつも帰りに「勘定間違えたんじゃないのかな?」と思ってしまいます。

そのあとは蕎麦。
じつはこの三ノ輪には全国に散らばる砂場の本家があるのです。
でも、しょぼい。
ほんとに下町のそばや。
熱燗ともり。特に旨くも無し。

もの足らず、王子で途中下車しておでんやへ。
この蒲鉾店がやっているおでんはなかなかのモノ。
立ち飲みなのですが、しみじみ旨いです。
はんぺんなど、全く別もの。
今まで食べてたのはナニッ?という感じです。

少し春めいた夕暮れ、でもまだ街に吹く風は冷たく。
そんななか食す<おでん>。しあわせです。