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越後高田[日記] |
2012/11/16 |
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成田から北陸の旅の途中、小学生の時に住んでいた上越高田に宿を取りました。 足かけ三年ほどしかいなかった高田ですが、その思い出はまさにスタンド・バイ・ミーそのもの。 30年以上前の大事なタカラモノです。
通っていた小学校や、山中の清滝不動、愛の風公園。 学校裏の湖など、なんど夢に見たかわからない<その>場所にふたたび立ってきました。
二十回の引っ越しをほこる、まごう事なき根無し草。 亡国ならぬ亡故郷の念に、締めつけられた胸がホント痛かったです。 私が各地を訪ね、「この街に住みたいなぁ」と思うのもこの喪失感がなせること、 いや、逆にこの街に住みたい、と一時の安堵を得るために、「仕入れ」と称して各地を回っているのかもしれません。
さて、高田では街中を流れる儀明川もいい塩梅に暮れなずみ、 いよいよ<仲町>に出陣です。 懐かしい雁木、桶屋さんも残っていました。
呑み屋街を散策するのは私の楽しみ。(この日は独りという事もあり、店を決めるのに一時間以上も…) ぶらぶら歩きながら旨そうな寿司屋とカウンター割烹の店とで心揺れ動きます。 ここは寿司かな、と心を決めてお邪魔するもっ! 予約でいっぱい…。 がっくりして隣りのおでん屋へ。 ビール一杯で出るつもりが、ざっかけない店内に妙になじんでしまい。 日本海の鱈、メギス、ゲンゲなどですっかり出来上がってしまいました。
次は真冬。 雁木の内、薄暗い店内で雪を肴にしっぽりと呑むのもいいだろうなぁ。
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