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法然と親鸞[日記] 2011/11/08

混まないうちに、と、東博の『法然と親鸞』展に行ってきました。

親鸞自筆を多く見られたのは嬉しかったですが、もう少し浄土色が強くてもよかったのでは?
と、泥臭い名号などを期待していた私にはちょっと残念。

会場内、小さからぬ声で作品の説明文を読み上げる女性の声が耳に入る。
なにごとか、と思い声の方を見やると、傍らには白い杖の男性が。
かつて一向宗と呼ばれたような篤い信仰を、今の世にふたたび見るようで
しばしさまざま考え込む。

展覧会ポスターのコピーは  <鎌倉時代の「希望」を、いま。>

気づくと二時間半も見ており、空いた小腹を抱え室町砂場まで。
芝エビ・銀杏・百合根のたっぷり詰まった<ひろうす>を肴に一盃。
秋らしく庭の小菊が盛りでした。


土器は千葉県つるとば遺跡の鐸形土製品。
馬鐸を模しているとみられています。
類例ない、めずらしいもの。