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居酒屋研究会 [日記] 2011/02/24

酒をこよなく愛する骨董屋数人が、真摯に東都の居酒屋を訪れ
熱く盃をかさね、研究も重ねている「居酒屋研究会」。

今宵は、名店の誉れ高き<金田>へと向かうべく、
自由が丘北口へと集ったのでありました。

城北中心の長谷雄堂とすると、自由が丘はあまり来ない街。
なんたって田園調布のお隣です。
したがって<金田>も初めて。

結論からいけば、清潔で丁寧な仕事。
江戸の粋がちゃんとある素晴らしい店。
酒の燗も熱かったり、ぬるかったりで少しゆるいところがいい。

これは皮肉でもなんでもなく、
このごろの日本酒に力を入れている若い亭主の店に行くと、
徳利の口から温度計がのぞいているのがある。
あれは興醒めだと思いますが如何?

りっぱなことをしてる訳じゃなし、
ちょっと世間様に申し訳ない、くらいの気持ちで呑むのが
ちょうどいい。
燗なんて温まっていればいいんじゃないでしょうか。

おもわず、群馬県高崎市出身のわたしが、
江戸っ子のふりをした上、太田和彦さんにでもなったつもりで語ってしまいました。

焼白子はうまかったぁ!