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星製薬[日記] 2010/05/09

ショート・ショートの星新一との出会いはいつ頃だったでしょう?
小学校の五年生くらいだったでしょう。
中学二年の春、新入生に「まだ星新一なんか読んでいるんですかぁ、筒井の方が面白いですよ」
といわれショックをうけました。
筒井康隆の短編を読んで見てあまりのエログロさに(親に見つからないように)
文庫本!を隠したことを思い出します。
奥手だったのです。

一枚モノの地図を仕入れました。
そのなかに星製薬が出版した地図が。

星製薬は星新一の父親、星一が興した製薬会社。
定価も付いていますから、製薬だけでなくこんな出版業みたいな事もやっていたのですね。

大正三年ですからまだ羽振りの良かったころでしょうか。
会社は、昭和27年に社長を継いだ星新一が、結局立て直しを図れず譲渡したとされています。

しかし、そのおかげであの日本的なSF作品が生まれたのですから、
本当に歴史は不思議です。