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| に古み 深川 大坂屋[日記] |
2009/01/08 |
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正月に帰省先の実家で古い『ブルータス』を手繰っていたら、
浅草、下町特集号がでてきました。
80年代。私がまだ二十歳になるかならないかの時代。
呑み屋のページはことに懐かしく、大人になったらこんな呑み屋に行きたいものだ。
などと思っていたのですから、当時から世の役には立たない青年であったことは間違いありません。
記憶のどこかに残っていたページでしたので、あのときの夢よ再び、とばかりに、早や、頭の中は煮込みでいっぱい。
そんな悶々としている最中、酒好きのお客さんが夕方フラリとやってきたのですから、もうキマリです。
「よしっ、行こう！」と傾きかけた陽のなかを一路門前仲町まで。
写真の頃からは主も街も大分様変わりしてますが、主役の煮込みは健在です。
磨きぬかれた白木のカウンターにくつくつと大鍋が掛かる、
とてもきれいな空間は＜きたないモツ煮屋＞の想像を嬉しく裏切ってくれました。
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